After Effects
After Effects(AE)は近年になってFINAL CUTに代わりプロの現場で使われ始めている動画編集ソフトで、私は大学で映像制作を専攻していてAEを使用しているのですが、最初はどうやって勉強しようか悩みに悩んでいました!
現在では少し扱いに慣れた程度ですが、それまでに様々な勉強法を試したので、数多く勉強法が存在する中で私なりのおすすめをお伝えできればと思います。
参考書編
勉強と言えば本を私は最初に想像し、色々読み漁りました!正直これにお金をたくさん費やしましたね。。。
AEがあるAdobe製品は、定期的にバージョンアップが成されるので古いバージョンと使い勝手が多少異なってくることがあります。
CS6を使う人は私の周りにもいるのですが、私は新しいもの好きでアップデートが来るとすぐさま実行します。そんな私と同じ新しいバージョンを使っている人は刊行日が新しい参考書をおすすめします。
プロが教える! After Effects デジタル映像制作講座 CC/CS6対応
- 作者: SHIN-YU,川原健太郎,月足直人
- 出版社/メーカー: ソーテック社
- 発売日: 2017/04/08
- メディア: 単行本
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本書では、マスクを使った画像の切り抜きや簡単なエフェクト、アニメーションを教えてくれます。チャプターが6まであり、難易度が簡単順に使い方を学べます。
Adobe After Effects CC/CS6 スーパーテクニック
- 作者: 糸曽賢志,山口良介,月足直人
- 出版社/メーカー: ソーテック社
- 発売日: 2014/01/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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表紙の勢いの凄さに負け購入しました。
本書では、アニメーションを中心に学べるのですが、サンプルを使ったミュージックビデオが制作でき、3Dオブジェクトを使ったちょっとした合成ができます。
After Effects HACK! 現場を乗り切る仕事術
- 作者: 高木和明
- 出版社/メーカー: エムディエヌコーポレーション
- 発売日: 2015/07/17
- メディア: 単行本
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本書では、エフェクトを中心に、簡単ながら汎用性があるものから上級向けの表現が学ぶことができます。
中上級者向けと本書で記載があるくらいで、ある程度の操作方法が分かってから読まれると丁度良いと思います。
本書では、レッスン形式で段階を踏んで技術を磨くことができ、グラフィカルな動きやモーショングラフィックス、エクスプレッションの導入等が学べます。
一つ一つサンプルを使った実習の後に応用としての使い方が記されているので、一石二鳥感が他よりあります。
私は、上記の四冊を読みやっと気づいたことがありました。
それは、「After Effectsの参考書は一冊で良い」ということです。
これは高校・大学受験の時の参考書選びでも言われますよね。
でも、私は一冊読んだだけでは満足いきませんでした。
「もっと違う表現を知りたい」と思い、 本屋に何度も足を運びました。確かに、どの本も表現が重なることはありませんでしたが、コンポジションの立ち上げ方から書き出しまでAEの基本的なことなら、どの参考書でも記載されています。さらには、記載する順は異なるけど覚えればより便利になるショートカットキーもどれでも覚えられるようになっています。
なので私としては、数ある参考書の中で自分の持っているバージョンに合うことを第一として、表紙や帯で気に入ったらそれで良いと思います。
気に入った一冊を購入し、その内容をマスターすることができれば、脱初心者のみならず中級者を自負しても良いと思います。
動画編
これは、良く紹介されてますね。動画でAfter Effectsを動かし手法を教えてくれるものですが、実際私もお世話になった所もありますが、「やっぱりためになる!」というところもあるので私なりにご紹介したいと思います。
ここではAEの基礎から大体のエフェクトが学べることができ、その他にもPremiere Proやカメラの撮り方も載せていて、映像制作に興味がある方は必見です。
エフェクトを組み合わせたオシャレな動画を載せています。
動画数は少ないものの、私はAEを使う上で「この表現が知りたかった!」というのがピンポイントで知ることができました。
ここは良く見た人が多いんじゃないかと思います。基本から応用まで動画を通して学ぶことができます。
あの有名なゲーム会社のタイトルなんかも作れちゃいます。
ここは海外の方があげているチャンネルなのですが、基本的な操作が分かってきたら後は動画なので大まかな流れは分かると思います。
海外勢の高等テクニックを学ぶことができます。
こちらも海外の方のチャンネルです。モーショングラフィックスや VFXも学べることができます。
動画では実際の手順を見ながら自分で操作できるので、体験的な学習ができます。
今回紹介した日本の方の動画では初心者向けというものでしたが、やはり海外の映像制作技術というのは発達していて、非常に良い刺激を得ることができるので、動画で学ぼうとしている方はぜひとも、海外勢の動画も見ることをおすすめします。
そして、何より動画なら無料(タダ)ですしね!
Webサイト編
モーション周期表
http://foxcodex.html.xdomain.jp/index.html
モーショングラフィックスの基本要素をまとめ、元素のように周期表にしたものです。
これすごく使わせてもらってるんですけど、見本を見て「あー、こういうふうになっているのか」と自分なりに試行錯誤することで自分流のモーショングラフィックス技術を身に付けることができると思います。
ここは、AEユーザーのノウハウやプロジェクトが共有されているコミュニティサイトです。
技術だけではなくAEに関する情報が載っています。
ここは、AEを操作する上で上級と言えるエクスプレッションと呼ばれるレイヤーの動きを制御する数式を学べる所で、私も現在勉強中です(数式が全く理解できない)。
自分で動きをつけるのも十分良いと思います。でも、数式によって「一周回ったらもう一周」みたいな命令式が組めることで、より高度な動きがつけられると思います。
有料サービスなので、ご利用はお任せします。
ロイヤリティフリーの映像・画像・音楽がダウンロードできる所で、AEのテンプレートプロジェクトもダウンロードでき、プロの作るプロジェクトの中身を直接見ることで新しい気づきを得ることができます。
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AEの勉強法は色々あります。というか、ありすぎると思います。
一世代前の方達が残してくれた技術を利用できる今だからこそ、存分に利用していってください。
その中で一番スキルアップに繋がるのは、真似です。自分の中で真似をするだけなら何も問題ありません(それを商用利用するのはダメ)
真似をして、参考書・動画・Webサイトから技術を盗んでください。そして、自分流の表現を見つけてください。私は表現力乏しく訴えられる立場ではないですが、AEをいじることが楽しいと実感できます。
映像制作には正解なんて存在しません。その場でスマホで撮った動画は一つの映像作品です。なので、映像制作を楽しんでやることができたら、どの人よりも映像クリエイターです。